経済

2024年2月15日 12:06

2023年名目GDP ドイツに抜かれ4位転落 実質成長率は年率−0.4%

2024年2月15日 12:06

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 内閣府が発表した2023年の名目GDPはドルベースでドイツに抜かれ、世界4位に転落しました。

 物価高の影響もあり個人消費の低迷が続いています。

 実質GDPの成長率は、前の3カ月と比べてマイナス0.1%、年率換算で0.4%のマイナスでした。

 GDPの半分以上を占める個人消費は、節約志向から衣料品や外食が落ち込みました。

 また、2023年の名目GDPはドルベースでドイツに抜かれ世界第4位に転落しました。

 円安が大きな要因ですが、「就労者数が3分の2のドイツに抜かれるのは日本の生産性が低いからだ」と内閣府幹部は指摘しています。

三菱UFJリサーチ&コンサルティング 小林真一郎主席研究員
「バブルの崩壊後、なかなか企業も積極的な設備投資をできないような状況が続いた。その過程でどうしても生産性を高めることがなかなかできなかった」

 物価と賃金がともに緩やかに上昇していく好循環に入れるのか。この春闘が今後の日本経済を大きく左右することになります。

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