農政の憲法…「食料・農業・農村基本法」の改正案が閣議決定[2024/02/27 12:34]

 坂本農水大臣は27日、「農政の憲法」ともいわれる「食料・農業・農村基本法」の改正案が閣議決定されたことを明らかにしました。

坂本農水大臣
「(基本法の改正は)今後の農政の基本的な方針としてふさわしいものとなるよう約1年半をかけて検討を行ってきたものであります」

 基本法は、ウクライナ侵攻や世界的な人口の急増、気候変動などで食料の安定供給への懸念が高まったことから25年ぶりに改正が検討されてきました。

 閣議決定された基本法の改正案では、食料安全保障を柱として位置付け、国内の農業生産の増大が基本としたうえで、安定的な輸入の確保を図ることや食料自給率など、食料安全保障に関する目標を設定し、年に1回達成状況を検証する規定を新設することなどが盛り込ました。

 また、基本法に関連する法案2本も27日に閣議決定され、坂本農水大臣は、基本法を含む3つの法案の一日も早い法案成立を目指すとしています。

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