硬貨の“表”はどっち?なぜ“表裏”って決まってる?造幣局に聞きました

スーパーJチャンネル

[2024/02/01 19:07]

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馴染みがあるデザインが大きく変わります。
2024年7月、20年ぶりとなる新紙幣の発行が行われます。

デザインが一新され、表面には新たな肖像が描かれています。

紙幣は、肖像がある面が表。では、硬貨は?

70代
「10円って書いてある方が表」
「私もそう思う」
「表じゃないかな」
40代
「平等院鳳凰堂の方。絵が描いてある方が表かな」

■硬貨の“表”ってどっち側?造幣局に聞いてみた

生活の中で欠かせない硬貨。

どっちが表でどっちが裏なのでしょうか?

硬貨の製造を行う「造幣局」に話を聞きました。

造幣局 広報担当・木村幸司さん
「年銘(年号)のある方が裏としている。つまり年銘(年号)がある側の反対が表になる」

植物や建造物が描かれたほうが表、数字や年号が書かれたほうが裏だと言います。

なぜ表と裏を決めたのでしょうか?

造幣局 広報担当・木村幸司さん
「造幣局の作業場の必要から、年銘(年号)のある方を裏としています」

製造の過程で傷の確認を行う際などに、どっちが表でどっちが裏か決めないと不便なため、年号がついた面を裏としていると言います。

40代
「あー、そうなんだ!」
70代
「覚えておこう」

すべての硬貨を年号が入った裏面で並べてみると、5円玉だけ、数字も柄もありません。

すべて硬貨の裏面ですが…5円玉だけ数字・柄がない

どうしてなのでしょうか?

造幣局 広報担当・木村幸司さん
「(現在の)5円のデザインになる1つ前のデザインを見てみると、表面が漢数字、裏面が年銘と『日本国』という文字」
「(1つ前の)5円のデザインの流れを受け継いだのかなと思う」

  • すべて硬貨の裏面ですが…5円玉だけ数字・柄がない

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