アイスはいつまで“美味しく”食べられる?“ゴールデンタイム”があるんです
スーパーJチャンネル
[2024/05/08 20:24]
これからの季節ますます食べたくなるアイス。冷凍保存されていますが、いつまでおいしく食べられるのでしょうか。
■冷凍庫保存、いつまでおいしく食べられる?
暑くなると、ついついお口に入れたくなる甘い誘惑。ひんやり、爽やかアイス。
アイスは家の冷凍庫で眠らせてしまうこともありますよね。でもこれって、いつまでおいしく食べられるのでしょうか?
■「−18℃以下で保存」だが…
いつまで冷凍庫に入れっぱなしにしていても大丈夫なのか、日本アイスクリーム協会・石井克明専務理事に聞きました。
ほとんどのアイスは、賞味期限の表示が実はないんです。でも、おいしく食べられるゴールデンタイムがあります!
そもそも、なぜ賞味期限の表示がないアイスがほとんどかというと、アイスはメーカーでの保管、運搬、お店に並んでいる時、すべての工程で−18℃以下が保たれています。
これだけの低温環境であれば、製造の段階で殺菌していれば細菌が増える恐れがないため、法令で「賞味期限を省略してもいい」と定められてます。
つまり、アイスは超低温が保たれていればほぼ品質は劣化しないと考えられているわけなんです。
ということは、家庭でおいしく食べるには保管方法が大切になってきます。
業界団体は「賞味期限を省略した場合には『ご家庭では−18℃以下で保存してください』と表記する」というルールを作っているんです。
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■ご存じ?アイスのゴールデンタイムは”2週間”■ご存じ?アイスのゴールデンタイムは”2週間”
日本アイスクリーム協会によると、「−18℃以下での保管」は“至難の業”だということです。
家庭の冷凍庫は−18℃以下のものがほとんどですが、頻繁な開け閉めで一時的に温度が上がってしまいます。そうすると、未開封のアイスでも表面が溶けて、凍ってと繰り返して、アイスの中にある空気が抜けて味も食感も劣化してしまうということなんです。
アイスクリーム協会に聞くと、アイスがおいしく食べられるゴールデンタイムの目安は“2週間”までだといいます。
一度開封したアイスは−18℃以下でも衛生的に劣化の恐れがあるので、早く食べるようにしてください。
(スーパーJチャンネル「なるほどハテナ」2024年5月8日放送)