スーパー同士の競争が激しくなっています。東海地方を中心に248店舗を展開するスーパー「バロー」が21日に首都圏に初出店します。市場のような鮮魚売り場と焼きたてのパンが特徴です。
岐阜発スーパーが首都圏にオープン
大きな本マグロでシャリが見えない大トロの巨大握り。リンゴが半分入った「アップルデニッシュ」が106円です。
本格的なすしから店内焼きたてのパンまで、格安で楽しめる東海地方の名物スーパーが21日に首都圏にオープンします。それが、スーパーマーケットバロー横浜下永谷店です。
バローは昭和33年に岐阜県恵那市で創業。現在、東海エリアを拠点に2府12県で248店舗を運営しています。番組はそのうちの60店舗を展開する愛知県の店を訪れました。
30種類の鮮魚 ウチワエビも
毎朝、市場から仕入れる新鮮な魚介類。平日およそ30種類、週末はおよそ50種類をそろえています。
なじみのあるアジやサバだけではありません。胴の長さ20センチの長崎産のケンサキイカは1杯950円。いけすで泳ぐ高級魚の京都産イシダイは2160円。長い付き合いがある仲卸から格安で仕入れています。この日、一番珍しいものは…。
「今が旬のウチワエビです。一番食感とエビ自体のうまみが楽しめるのは刺し身。味噌汁もいいだしが出ておいしいです」
長崎産のウチワエビ。身だけではなく卵もついていて、濃厚でうまみがあり、プリッとした食感が楽しめます。
さらに、尾頭付きの魚を、要望に応じてさばく無料サービスもあります。
「イシダイを刺し身で食べたい。開きで」
「刺し身のさくみたいなので。はい、大丈夫ですよ」
調理が苦手な人も一安心です。
お客はこう話します。
「ここの(魚)は新鮮で結構細かく処理してくれるので重宝しています。手軽にこれちょうだいって決められるから(便利)」
「市場みたいな感じもするし、なかなかバロー以外では見られない光景だと思うので、結構お子様から皆さんまで喜ばれる方が多い」
名物 本マグロの超巨大すし
ブリやキンメダイの刺身が置かれていますが、一面真っ赤なマグロのすしが置かれています。
平日で200パック売れる一番人気の「本マグロ握り鮨盛り合わせ(15貫)」です。マルタ産の本マグロの赤身、中トロ、大トロが15貫入って3219円。1人前は10貫で1707円です。
特徴は分厚いネタの大きさ。通常の握りの倍はあろうかという巨大握りです。
大トロは、脂が結構のっているので口の中でとろけていきます。
一日40回パン窯で焼き上げ
店内に常設されたパン窯。一日40回焼き上げ、出来立てを店に並べています。
食パンからサンドイッチ、総菜パンなどおよそ80種類です。
一日100個売れる一番人気のウィンナーロールは、パンがもちもちで甘みが感じられます。また中にあるウィンナーもジューシーでおいしいです。
まずは首都圏に10店舗出店することを目指すバロー。競合がひしめくなか、勝機は。
「対面売り場は鮮度感があることと、お客様に商品を欲しい時、欲しい形でお渡しできることが強み。我々の素材を売るスーパー、わざわざ買い物に来ていただける売り場というものを目指しているので、新しいスーパーを期待していただきたいと思う」
(「グッド!モーニング」2025年11月21日放送分より)










