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女優の菊川怜(47)が主演する映画「種まく旅人〜醪(もろみ)のささやき〜」が10月に公開されることが、29日に発表された。
菊川は昨年、芸能活動に復帰し、8年ぶりのドラマ出演も話題となった。映画出演は「大奥」以来、15年ぶりとなる。
映画「種まく旅人」シリーズは、監督・塩屋俊さんの「映画を通して第一次産業の素晴らしさや豊かさを伝えていきたい」という思いのもとに製作が始まった。篠原監督が第2作目を担当した「種まく旅人〜くにうみの郷〜」(2015年)は、玉ねぎ作りや海苔と共に生きる人々の姿を鮮やかに描いた。
シリーズ5作目となる今作の舞台は、2作目と同じ兵庫県・淡路島。
淡路島で作られる日本酒と酒米・山田錦にフォーカスし、酒造りに携わる人々のものづくりの精神と現場での問題や葛藤を描く。
菊川は「今回15年ぶりに映画出演させていただくことになり、しかも大好きな日本酒がテーマという事で、ドキドキワクワクでした」と明かした。
「舞台である淡路島の自然や食べ物などにどっぷり浸かっての撮影はとても楽しかったです」と振り返り、「私自身も大好きな日本酒づくりをテーマに、伝統産業の魅力と関わる人たちの思いや現状、そして舞台となる淡路島の魅力をこの作品を通して皆さんにお伝えできればと思っています」と語った。