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2025年5月3日 15:57

研ナオコ「面倒をかけたいし、心配をしてほしい」認知症についての持論を展開

2025年5月3日 15:57

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歌手でタレントの研ナオコ(71)、女優の中尾有伽(28)らが2日、都内で行われた、映画「うぉっしゅ」の公開記念舞台挨拶に登壇した。

二人がダブル主演を務める今作は、永六輔さんの孫で俳優の岡崎育之介(31)が、企画・脚本・監督を務めた。ひょんなことから、昼は認知症である祖母・紀江(研)の介護を、夜はソープ嬢のダブルワークをすることになった主人公・加那(中尾)と祖母の1週間を描く。

中尾は、今作の脚本を読んだ際について、「介護と風俗のかけ合わせは、かなり珍しいなと思った。どうしても印象として、暗くなってしまうのかな? と思いきや、本の段階で読み物としてかなり爽快感のあるお話になっていたので、どんなふうに演じようかな? と、すごくワクワクさせられるような、楽しいものになっていた」と振り返った。

認知症の祖母を演じた研は、「私は自分が認知症になったら、子どもたちに“お母ちゃん、認知症になっちゃったよ”って言ってねと言った」と明かす。施設にも入れないでと約束したといい、「よく、子どもに面倒とか心配をかけたくないとかあるけど、私はすごく面倒をかけたいし、心配をしてほしい。絆というのは、絶対に残っていると思うので、そこはとても大事だなと思いました」と語った。

研は今年、芸能生活55周年を迎えており、「子どもの時から憧れていた世界だった。私は役者ではないので、役者の中に入ると色んな刺激をいただけた。だから、色んな所で色んな刺激をもらいながら、少しずつ成長している間に55年経った。だから、私にとって仕事は、人生みたいなものです」と振り返った。