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女優の長澤まさみ(37)が21日、都内で行われた「第50回 菊田一夫演劇賞」授賞式に登場した。
劇作家・菊田一夫氏の功績を記念し、演劇界の発展のために創設された賞で、大衆演劇の舞台ですぐれた業績を示した芸術家を表彰するもの。
長澤は舞台「正三角関係」(作・演出:野田秀樹氏)での演技が評価され、受賞した。
長澤は「このたびは菊田一夫演劇賞を頂き、とてもうれしく思っております。ありがとうございます」と喜びのコメント。
同作について「ほぼ半年、キャスト、スタッフと一つの作品を作る機会を頂きました。日々、演劇学校に通っているんじゃないかって思うような練習、稽古の日々でした」と回想。「映像からお芝居を始めたので、私にとって演劇というのは、すごく遠い存在のように感じていた場所でした」と素直な思いを明かし、「ですが、思い切って演劇の舞台の上に立ってみたいって一歩前に進む勇気を出したあの時が、今こうやって自分自身に返ってきているなって感じることが日々あります」と話した。
「賞を頂いたことに対して“自分が何かできたんだろうか”と自分に問いかけると、まだまだこれからやらないといけないことはたくさんあるなと思うことのほうが多いです」と自己分析し、「すばらしい賞を頂いたことをこれからの糧や勇気に変えて、今も(別の)舞台に立っています。最後まで演じられるように頑張っていきたい」と決意を新たにしていた。