バングラデシュの首都ダッカ近郊のサバールで、24日午前8時半ごろ、衣料品工場などが入る8階建てのビルが突然、崩れ落ちた。保健当局は、76人以上が死亡、数百人が負傷したとしている。崩壊時、工場内にいた従業員は、「耳に突き刺さるような音がして、一体何が起こったのか分からなかった」と話している。事故当時、ビル内には約2000人がいたとの情報があり、これまでに600人が救出されたが、がれきの下などにはまだ閉じ込められている人がいるという。この建物では、前日に亀裂が見つかっていて、地元の警察署長は、工事の経営者が警告を無視して従業員を働かせていた可能性があるとしている。
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