アメリカのエネルギー省は、FTA=自由貿易協定を結んでいない日本などに液化天然ガスの輸出を解禁すると発表しました。価格の安いシェールガスが、4年後をめどに日本に入ってきます。
エネルギー省は、日本の中部電力や大阪ガスと連携しているテキサス州のフリーポート社に対して、液化天然ガスの輸出を20年間は一定量に抑える条件で許可しました。アメリカとFTAを結んでいない国への天然ガス輸出を懸念する声もありましたが、輸出量を制限すれば利益には反しないと判断しました。日本では、円安や原発の稼働停止で輸入エネルギーの調達コストが膨らみ、政府が輸出許可を強く働きかけていました。フリーポート社は2017年からの輸出開始を目指す方針で、価格の安いシェールガスが4年後をめどに日本に入ってきます。
広告