国際

2013年9月7日 07:30

五輪招致“決戦”直前 東京に汚染水問題質問集中

2013年9月7日 07:30

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 2020年夏のオリンピックの開催地が決定するIOC=国際オリンピック委員会の総会を目前に、東京のメンバーが最後の記者会見を開きました。ここでも、福島第一原発の汚染水問題について質問が集中しました。

 太田雄貴選手:「日本中の皆が元気になるような、子どもたちが笑顔になるようなオリンピックをあした、知事と一緒にプレゼンの場で訴えていきたいと思います」
 IOC総会でプレゼンターを務める東京都の猪瀬直樹知事やフェンシングの太田選手、滝川クリステルさんらが出席し、総会前の最後の記者会見が開かれました。質疑応答では、海外メディアから福島第一原発の汚染水問題について質問が相次ぎました。
 猪瀬直樹知事:「我々もデータを公表して、フェアな情報を提供する。そうすれば、ほとんどの問題は解決する」
 自民党の馳浩衆議院議員は、補足として数値を示すなど、東京勢は安全性を強調することに終始しました。一方、安倍総理大臣は、G20に参加したロシアから、23時間かけてアルゼンチンのブエノスアイレスに到着しました。日本のトップとして、汚染水問題は開催に影響はないという最後の訴えを行う方針です。2020年のオリンピック開催地は、日本時間の8日未明に決定します。

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