2007年、タイで日本人女性殺害事件　再捜査開始[2013/09/11 21:19]

　約6年前、世界遺産にもなっているタイの観光地「スコタイ」で、当時27歳の日本人女性が殺害された事件について、重要事件を扱う特別捜査チームが再捜査に乗り出しました。

　この事件は2007年11月、タイ北部のスコタイにある寺院遺跡の近くで、観光に訪れていた大阪市の川下智子さん（当時27）が首を刃物で刺されて殺害されたものです。これまで、地元の警察が捜査を続けてきましたが、犯人につながる有力な手がかりはなく、捜査に進展がないことから、解決が困難な事件の捜査を担当するDSI＝タイ法務省特別捜査局が再捜査に乗り出しました。今後は、引き継いだ捜査資料の分析や、川下さんの遺体に付着していたDNAの鑑定など、新たな捜査を行うということです。