パキスタンのイスラム武装勢力の最高指導者がアメリカの無人機の攻撃で死亡したのを受け、この武装勢力と和平交渉を進めているパキスタン政府は、アメリカを厳しく非難しています。
イスラム武装勢力「パキスタンのタリバン運動(TTP)」の最高指導者、ハキムラ・メスード司令官は1日、パキスタン北西部でアメリカの無人機の攻撃を受け、死亡しました。現場はアフガニスタンとの国境に近く、この攻撃によってメスード司令官のほか、4人の武装勢力のメンバーが死亡したということです。パキスタン政府は武装勢力との和平交渉を進めていて、攻撃のあった翌日には政府の和平交渉団と武装勢力との協議が予定されていました。パキスタンのニサル内相は、「個人への攻撃ではなく、和平プロセスに対する攻撃だ」とアメリカを激しく非難しています。
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