第三国で…シリア化学兵器の処理計画が決定[2013/11/16 15:57]

 シリア政府が保有する兵器に使われる化学物質について、OPCW=化学兵器禁止機関は、その大部分を年内にシリア国外に運び出し、第三国で処理することなどを柱とする廃棄計画を決めました。

 OPCWは15日、オランダのハーグで理事会を開き、シリア政府が持っている約1300トンの化学兵器に使われる物質のうち、毒性の強いものを優先して年内にシリア国外に運び出すことを決めました。対象となっているほかの化学物質も来年の2月5日までに運び出し、6月末までに廃棄処理をするとしています。内戦が続くシリア国内で処理をするのは危険なため、第三国への搬出を決めたものとみられます。しかし、廃棄処理場所の候補に挙がっていたアルバニアが拒否するなど、難航する可能性もあります。

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