マンデラ元大統領死去 人種差別撤廃でノーベル賞[2013/12/06 11:45]

 南アフリカの人種差別撤廃に力を尽くし、ノーベル平和賞を受賞したネルソン・マンデラ元大統領が亡くなりました。95歳でした。

 マンデラ氏は5日午後8時すぎ、日本時間の6日午前3時すぎにヨハネスブルクの自宅で死去したということです。自宅の前などには多くの国民が集まり、マンデラ氏の生涯をたたえ、歌や踊りを捧げました。マンデラ氏の死因は明らかにされていませんが、去年末から肺の感染症のために入退院を繰り返していました。マンデラ氏は、南アフリカが1948年に導入した人種隔離政策「アパルトヘイト」の撤廃に向けて活動をしました。この活動で、マンデラ氏は生涯の3分の1、約30年間を獄中で過ごしましたが、1990年に釈放され、1993年にはノーベル平和賞を受賞、1994年には南アフリカ初の黒人の大統領になりました。政界を引退した後も、南アフリカの民族融和の象徴として尊敬を集めていました。

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