木寺中国大使が着任1年「我慢とアクション」と総括[2013/12/20 21:00]

 日本と中国の関係改善が進まないなか、木寺中国大使が記者会見し、中国が設定した防空識別圏について改めて批判しました。その一方で、今後の関係改善に意欲を示しました。

 木寺昌人駐中国大使:「政治面での関係は依然として厳しいものがある。私もひしひしと感じている」
 着任から1年を迎えるにあたって記者会見した木寺大使は、この1年を「我慢とアクション」だと表現しました。そして、先月に中国が東シナ海に設定した防空識別圏について「今のところ、日中の経済関係などに影響していない」としながらも、「関係改善の兆しが見えた矢先に行われ、前向きな流れに水を差すものだ」と改めて批判しました。その一方で、「ここ数カ月は中国側から経済や文化などの交流を積極的に進めるべきだとのメッセージが出ている」として、今後の関係改善に期待感を示しました。

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