「日本海」「東海」併記　米・州下院委員会で可決

　アメリカ・バージニア州議会の下院の委員会は、公立学校の教科書に「日本海」と韓国の呼び名である「東海（トンへ）」を併記するよう求める法案を賛成多数で可決しました。

　下院議員が韓国系団体の働きかけなどを受けて提案したこの法案は、バージニア州議会下院の教育委員会で3日、19対3の賛成多数で可決しました。今週にも開かれる本会議で採決が行われる見通しです。上院議員が提出した同様の法案は、すでに先月に上院で可決されています。このため、下院でも可決されれば、州知事の署名などの手続きを経て成立し、今年7月以降、州内の公立学校の教科書に「東海」が併記されることになります。これに対し、岸田外務大臣は「日本海というのは、国際的に認められた唯一の呼称だ」と不快感を示しました。そのうえで、「日本の立場に理解を得られるよう努力したい」として、アメリカ側に申し入れる検討しています。