強制排除で緊迫のウクライナ 東部ドネツクから報告[2014/04/16 17:56]

 ウクライナの一部の都市では強制排除が始まったようですが、東部のドネツクの様子はどうでしょうか。

 (荒木基記者報告)
 すでに10日間近く占拠が続いている州政府庁舎の周囲には、今も親ロシア派市民、そして自警団が集まっています。このドネツクでも、市議会の建物に新たに親ロシア派のグループが占拠を始めたという情報が入ってきました。ウクライナ軍の強制排除が始まったというクラマトルスク、あるいはスラビャンスクという都市。ここから100kmほど離れていますが、ロシアの旗を付けた軍用車両が目撃されたという情報も入っています。しかし、こうした情報は、親ロシア派のグループにも正確な情報が伝わりきれていませんで、この場所でも、いつ強制排除が始まるのか分からないという不安に包まれています。そのためか、ここは先週に比べてヘルメットや迷彩服姿、そして鉄パイプなどを持った人の姿が増えたような印象を受けます。こちらでも緊張感は続いています。

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