衝突避ける行動規範採択 “海上防衛”シンポジウム[2014/04/22 13:01]

 日本や中国などの海上防衛担当者による国際シンポジウムが中国で始まりました。尖閣諸島などを巡り、海洋進出を進める中国への危機感の高まりを受けて、不測の衝突を避けるための行動規範が採択されました。

 中国海軍・呉勝利司令官:「この会議のテーマを、協力・信頼・ウインウインにします」
 中国海軍の進出により、東シナ海や南シナ海で緊張が高まるなか、採択された行動規範には、武器の使用を自制することや火器管制レーダーの照射をしないといった内容が盛り込まれています。
 河野海上幕僚長:「衝突回避のための枠組みが合意されたので、それは大きな成果だと思います。(衝突を回避する)一定の効果はあると思います」
 一方、河野幕僚長と中国海軍トップとの会談について、日本側は「現在も調整中だ」としていますが、中国側は「会談する予定はない」と述べています。

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