国際

2014年6月6日 07:28

GMが組織的リコール隠しを否定 幹部ら15人を解雇

2014年6月6日 07:28

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 アメリカの大手自動車メーカー「GM(ゼネラル・モーターズ)」は、多数の死亡事故につながった欠陥を長年、放置していた問題で、組織的な隠蔽(いんぺい)はなかったと結論付けました。

 GMは5日、内部調査の結果を公表し、点火スイッチの欠陥を把握しながら11年以上放置したと認めました。会見したバーラCEO(最高経営責任者)は、「社員が重要な情報を報告することを繰り返し怠った」と述べ、担当者の判断ミスなどが原因だと指摘しました。しかし、「社員が安全よりコストを優先した証拠はない」とし、組織的なリコール隠しはなかったと結論付けました。一方で、当時の品質担当の幹部ら15人を解雇しました。GMは、点火スイッチの欠陥を今年2月まで放置し、その結果、エンジンが停止したりハンドルやブレーキが作動しなかったりして事故に遭い、少なくとも13人が死亡しています。

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