モスクワ国際映画祭で「私の男」がグランプリ受賞[2014/06/29 07:30]

 世界的に権威のある映画祭の一つ「モスクワ国際映画祭」で、熊切和嘉監督の「私の男」がグランプリを受賞し、主演の浅野忠信さんは最優秀男優賞を受賞しました。

 授賞式は28日にモスクワの映画館で行われ、熊切監督や浅野さんに代わって、日本大使館員がトロフィーを受け取りました。私の男は、作家・桜庭一樹さんの直木賞を受賞したベストセラー小説が原作で、震災孤児の少女と引き取った養父の禁断の愛を描いています。
 審査員、アブデラマン・シサコ監督:「難しい主題を扱っていますが、監督は俳優たちと素晴らしい作品を作り上げた。審査員は、この作品を最高の映画と決定した」
 日本映画のグランプリ受賞は15年ぶりで、最優秀男優賞は31年ぶりの快挙です。私の男は、コンペ部門に日本から唯一、出品された作品でした。

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