旧ソ連のゴルバチョフ政権で外相を務め、東西冷戦を終結に導いた「新思考外交」を推進したシュワルナゼ氏が死去しました。86歳でした。
シュワルナゼ氏はここ数カ月、重い病気を患っていて、7日、祖国グルジアの自宅で死去しました。シュワルナゼ氏は1980年代、ソ連で政治改革「ペレストロイカ」を進めたゴルバチョフ大統領を支え、アメリカとソ連の緊張緩和やベルリンの壁崩壊などに象徴される冷戦終結に寄与しました。ゴルバチョフ氏は、シュワルナゼ氏が「核軍拡競争の終結」に貢献したと評価し、「友人」を失い、「とても残念」との声明を出しました。また、ロシアのプーチン大統領も遺族とグルジア国民に哀悼の意を表明しました。
広告