国際

2015年5月23日 17:45

米キューバ、大使館の開設の合意できず 協議継続へ

2015年5月23日 17:45

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 アメリカとキューバの国交正常化交渉がワシントンで行われました。焦点となっていた大使館の開設について合意には至らず、協議を継続することになりました。

 キューバ外務省・ビダル局長:「両代表団は在外公館の業務に関して意見交換を続けることで合意した」
 アメリカとキューバの国交正常化交渉は今回が4回目で、先月のオバマ大統領とカストロ議長の会談後、初めてです。2日にわたる交渉では、大使館の開設条件など具体的な課題について詰めの話し合いをしたとみられますが、合意しませんでした。しかし、アメリカ国務省のジェイコブソン次官補は、「より大使館の再開に近付いている」と交渉の成果を強調しました。次回の交渉は数週間以内に行われる見通しで、キューバ側が求めていたアメリカによるテロ支援国家指定が来週にも解除されることから、合意への期待がさらに高まっています。

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