日本に帰国後、6年ぶりに中国を訪問している中国残留孤児らが、養父母が眠る共同墓地を訪れて感謝の意を示しました。
中国東北部などでは、戦後の混乱で多くの日本人が亡くなり、残された日本人の孤児を中国人の養父母が育てました。残留孤児24人とその家族らは13日、ハルビン郊外にある養父母の共同墓地や記念碑を訪れました。今回、訪問した墓地は24人の孤児らの直接の養父母のものではありませんでしたが、それぞれが自らの養父母に思いを重ね、手を合わせました。
中国残留孤児・池田澄江さん(71):「(Q.養母に何と話し掛けた?)お母さん、安心して下さい。私たちは育ててもらった恩は忘れていない。あなたたちに会いに来ましたよ」
残留孤児らは14日から北京を訪問し、中国側の要人と会談する予定です。
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