国際

2015年8月20日 14:18

世界的な不倫サイトで個人情報流出 ネット公開も

2015年8月20日 14:18

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 日本を含めて世界で3700万人の会員がいるとされる不倫専門の出会い系サイトがサイバー攻撃を受け、盗み出された個人情報がインターネットに公開されたことが分かりました。

 個人情報が流出したのは、カナダの会社が運営する不倫専門の出会い系サイト「アシュリー・マディソン」です。アメリカのメディアによりますと、先月、ハッカー集団から運営会社に対してサイトを閉鎖するよう要求があり、従わなかった場合にはハッキングした会員の情報を公開すると脅しがあったということです。アシュリー・マディソンは、日本を含めて世界で合わせて3700万人の会員がいるとされています。ハッカー集団は、このうち3200万人分について氏名や住所などの個人情報を盗み出したと主張していて、18日には「時間切れだ」とする声明とともに会員の情報をインターネットに公開しました。公開された会員の情報には、アメリカ国務省や軍の関係者を名乗る人物のメールアドレスなども1万5000点以上含まれていましたが、ほとんどが偽のアドレスとみられ、実際に本人が会員として登録していたかどうかは不明だということです。サイトの運営会社によりますと、ハッカー集団は、自らを「倫理的な裁判官」や「刑の執行者」などと見なしていて、不倫サイトに対する信条的な動機による犯行の可能性が指摘されています。

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