アメリカのオバマ大統領はキューバのカストロ議長とニューヨークで会談し、関係正常化に向けた課題となっている制裁解除やキューバの人権状況などを話し合いました。
 オバマ大統領とカストロ議長が直接会うのは4月の中米パナマ以来で、7月に国交を回復してから始めてです。会談でカストロ議長は、関係正常化に向けてアメリカの経済制裁を速やかに全面解除するよう改めて求めたものとみられます。一方、オバマ大統領は、これまでアメリカが行ってきた渡航や送金制限などの緩和について説明し、「継続的な改革が経済制裁緩和の影響を大きくする」と述べたということです。また、アメリカが懸念するキューバの人権状況の改善に向けて支援していく考えを示しました。                      
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