岸田外務大臣は、ニューヨークの国連本部で核廃絶に関する会議に出席し、「核兵器のない世界の実現に向け、新たな決意で取り組む」と述べました。
岸田大臣は30日、核兵器の保有国と非保有国の協力が核軍縮を進めるために重要だと改めて強調しました。そして、この秋に新たな核兵器廃絶決議案を提出することや世界の政治指導者に被爆地訪問を呼び掛けることなど、日本の取り組みを説明しました。核軍縮を話し合う5年に一度の会議のNPT(核拡散防止条約)の再検討会議は、5月に最終文書を採択できないまま終わりました。岸田大臣は「NPT体制は深刻な挑戦に直面している」としながらも役割は大きいとして、次の会議の成功に日本が最大限、努力すると決意を表明しました。
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