国際

2015年11月7日 00:05

ユネスコ 世界記憶遺産の選定方法の見直し検討

2015年11月7日 00:05

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 南京事件の資料が世界記憶遺産に登録されたことに対して日本がユネスコへの分担金の中止を示唆するなど反発している問題で、ユネスコが記憶遺産の選定方法の見直しを始めたことが明らかになりました。

 馳浩文科大臣:「(記憶遺産の選考過程)改善の方向性について、ボコバ事務局長が事務方に指示を出したと伺っている」
 馳大臣は6日、世界記憶遺産の最終責任者であるユネスコのボコバ事務局長に対して、選考過程の透明性や公平性などについて改善するよう求めました。これに対し、事務局側も見直しを検討していることを明らかにしたということです。一方、中国の代表が6日に演説を行い、「ユネスコは歴史を尊重するべき」としましたが、記憶遺産事業や南京事件には一切、触れませんでした。

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