国際

スーパーJチャンネル

2015年11月18日 17:04

仏機の爆破予告、爆発物確認できず 誰が?目的は?

2015年11月18日 17:04

広告

 アメリカからパリに向かっていたエールフランス機2機が行き先を変更し、緊急着陸しました。爆破予告があったということです。この2便についての最新情報です。

 (吉川純一記者報告)
 緊急着陸した2機のうち、ソルトレークシティーに着陸した機体は、警察が調べた結果、異常は見つからなかったことが分かりました。こちらの便は、まもなくパリに向けて飛び立つ、もしくは飛び立ったものとみられます。一方、カナダの空港に着陸したもう1つの便についても、乗客をターミナルに避難させたうえで、警察犬などを使った荷物の検査が念入りに行われました。また、警察が乗客一人ひとりに聞き取り調査も行いました。その結果、爆発物は見つからなかったことを明らかにしています。
 (Q.爆破予告はいったい誰が、どんな目的で出した?)
 爆破予告があったということは、エールフランス側も捜査当局も認めていますが、電話した犯人の特定を急ぐとしていて、詳しいことについてはコメントしていません。ただ、アメリカ政府は、パリの同時多発テロ以降、「国内での脅威はない」との見方を示していました。しかし、16日には、過激派組織「イスラム国」がワシントンを攻撃するとの予告を出したばかりです。そんななかで起きた今回の爆破予告ということで、今のところ犯人像も背景も解明されていませんが、政府にとって脅威と感じていることは間違いないかと思います。FBI(米連邦捜査局)も、アメリカのメディアに対して「深刻に受け止めている」とコメントしています。パリ同時多発テロを受けて、アメリカの大都市では警備が強化されています。今回の爆破予告を受けて、政府はさらなる態勢の見直しを行う可能性もあります。

広告