北朝鮮「核弾頭の軽量化に成功」と主張 米は否定[2016/03/09 10:34]

 北朝鮮の金正恩第1書記は、核弾頭の小型化が進み、弾道ミサイルへの搭載が実現したと主張したうえで、核による先制攻撃も辞さないなどとアメリカを牽制(けんせい)しました。

 朝鮮中央通信は、金第1書記が核兵器事業を指導し、威力が強く、小型化された核弾頭の構造や作用原理などの説明を受けたと報じました。金第1書記は「核弾頭を軽量化し、弾道ロケットに適した規格化を実現したことが真の核抑止力だ」と述べ、実戦配備された核攻撃の手段を絶えず更新するよう指示したということです。また、金第1書記は「アメリカが我々の自主権と生存権に核で攻め込もうとする時はちゅうちょなく、核で先に攻撃する」と強調しました。
 米国防総省・クック報道官:「米国は、北朝鮮が核弾頭を小型化する能力があるという証拠を見ていない」
 アメリカ国防総省は、北朝鮮には核弾頭を小型化する能力はないという見方を示し、ミサイルの脅威に対応できると強調しました。

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