オバマ大統領が演説 「核兵器なき世界」へ決意[2016/05/28 05:50]

 アメリカのオバマ大統領は、現職大統領として初めて被爆地・広島を訪問し、「核兵器のない世界」を追求する決意を述べました。

 アメリカ、オバマ大統領:「空から死が舞い降り、世界が変わった。閃光(せんこう)が走り、炎の壁ができ、街を破壊した。これにより人類が自らを滅ぼす手段を手にしたことが証明された」
 オバマ大統領は戦争の悲惨さを強調し、なかでも核兵器は「人類に比類なき破壊能力を与えた」として核廃絶の必要性を訴えました。
 アメリカ、オバマ大統領:「アメリカを含む核保有国は恐怖心を捨て、核のない世界を追い求める勇気を持たなくてはならない。私が生きている間に達成できないかもしれないが、絶え間ない努力によって破滅の可能性を減らすことはできる」
 オバマ大統領は、広島に約1時間滞在して帰国の途に就きました。

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