国際

ABEMA NEWS

2016年6月7日 00:25

アメリカ・中国の両政府が戦略・経済対話

2016年6月7日 00:25

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 アメリカと中国の両政府による戦略・経済対話が北京で始まりました。南シナ海や北朝鮮などの安全保障問題や人民元の為替レートなどの経済の課題について話し合われます。

 開会式であいさつに立った習近平国家主席は、南シナ海の問題を念頭に、米中の対立がエスカレートしないよう「意思の疎通などを強めなければならない」と述べました。そのうえで、「共通の友人グループをつくるべきだ」と述べ、アメリカの中国包囲網を牽制(けんせい)しました。一方、ケリー国務長官は、南シナ海の問題について「国際法に従って外交や対話などで解決すべきだ」と述べ、中国に一方的な行動を取らないよう求めました。また、北朝鮮に対しては米中が協力して厳しい制裁を実施し、非核化を目指すことが必要だと訴えました。米中戦略・経済対話は6日から2日間、行われ、サイバーテロに加えて中国の過剰生産や人民元の為替レートの問題などについても話し合われる見通しです。

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