組織的なドーピングの疑いが持たれているロシア陸上チームについて、IOC(国際オリンピック委員会)は、潔白だと証明できる選手はロシア代表としてオリンピック出場を認める方針を示しました。
国際陸連は先週、ロシア陸連のドーピング対策は不十分だとして、リオデジャネイロ・オリンピックへの出場を認めませんでした。IOCのバッハ会長は21日の記者会見で、この決定を「尊重する」と述べました。一方で、ロシアの陸上選手であっても国際陸連がドーピングと無関係だと証明できる選手については、ロシア代表として出場できると明言しました。ただ、ロシアやケニアの反ドーピング機関の仕事ぶりは「疑わしい」として、陸上に限らず、全競技の選手について、リオ・オリンピックに出場するためには国際的な検査で潔白を証明することが必要だという認識も示しました。
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