ラオスでASEAN(東南アジア諸国連合)の関連会議に出席中の岸田外務大臣は25日、中国の王毅外相と会談し、南シナ海の領有権問題を巡る国際仲裁裁判所の判決に従うよう求めました。
岸田大臣は会談で、中国の主張の多くを否定した仲裁判決について「国連海洋法条約に明記されている通り、最終的なものだ」と述べました。これに対して、王外相は「判決は無効」などとする従来の主張を繰り返したということです。一方、25日夜の晩餐会(ばんさんかい)では、南シナ海の問題で対立を深めるフィリピンのヤサイ外相と王外相が笑顔であいさつを交わす場面もありました。
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