国際

2016年8月5日 05:55

イングランド銀行が過去最低水準に 年0.25%利下げ

2016年8月5日 05:55

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 EU(ヨーロッパ連合)離脱の決定で景気悪化が懸念されるイギリスが約7年半ぶりに金利を引き下げ、過去最低の水準になると発表しました。

 EU離脱決定後、イギリス経済の見通しがリーマンショック以来の急激な悪化を見せるなか、利下げや金融緩和はもはや避けられない状況となっていました。
 イングランド銀行・カーニー総裁:「金融や財政安定の目標達成に必要なあらゆる行動を取る準備を続ける」
 イングランド銀行は、政策金利を年0.5%から過去最低の0.25%に引き下げると発表しました。利下げは2009年以来、7年5カ月ぶりです。また、国債などを買い入れて市場に資金を供給する量的緩和の規模も拡大する方針です。これを受けて、イギリスの通貨ポンドは大幅に下落しています。

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