先月中旬に北京を訪問中、「国家の安全を脅かした」として、中国当局に身柄を拘束された男性と日本大使館員の面会が実現したことが分かりました。男性の健康状態に問題はないということです。
関係者によりますと、23日までに行われた北京の日本大使館員による領事面会で、男性は「健康状態に問題はない」と話したということです。男性は中国当局が決めた場所で食事は提供されているものの、監視付きの生活を強いられているということです。また、男性は拘束によって連絡ができなかったことに対し、「関係者におわびしたい」と話したということです。一方、拘束に至った具体的な行為の内容などは面会では話さなかったということです。男性は長年、日中の友好事業に関わっていましたが、先月中旬、中国当局に身柄を拘束されました。具体的な容疑は明らかになっていませんが、スパイ容疑がかけられている可能性もあります。
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