ロ統領　支配強化へクリミアのインフラ整備推進

　ロシアのプーチン大統領は、一方的に編入を宣言したウクライナのクリミア半島を訪れ、実効支配を強化するため、交通インフラの整備を推進する考えを示しました。

　ロシア、プーチン大統領：「クリミアの道路整備に50億ルーブル（約79億円）を追加投入する。ロシア南部の整備は全国の経済にとって重要だ」
　プーチン大統領は15日、メドベージェフ首相とともにクリミア半島を訪れ、ロシア本土とクリミア半島を結ぶ橋や道路の建設を急ぐよう求めました。ロシア下院の選挙が18日に迫るなか、実効支配をアピールして国際社会の批判に屈しない姿勢を示すことで、与党の得票に結び付けたい考えです。