次期国連事務総長に「難民スペシャリスト」を選出[2016/10/14 14:55]

 国連の潘基文事務総長の後任にポルトガルの元首相で難民問題の専門家でもあるアントニオ・グテーレス氏が選ばれました。

 国連総会で13日、来年1月に着任する次期事務総長として、ポルトガル元首相のグテーレス氏が選出されました。グテーレス氏は、去年まで国連難民高等弁務官を務めるなど難民問題のスペシャリストです。
 次期国連事務総長、アントニオ・グテーレス氏:「シリア人の苦しむ姿に非常に心を痛めている。私はシリア人の平和のために最善を尽くす」
 これまでの事務総長は、外交官出身者が多いなか、首相経験者が選ばれるのは初めてです。国連の存在意義が揺らぐなか、シリア内戦や核軍縮など大国の思惑が交錯する課題でいかに利害を調整できるか、政治的な手腕も問われることになります。

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