中国の海航集団、ヒルトン株25％取得　筆頭株主に

　中国の海航集団が世界各国でホテル事業を展開するヒルトン・ワールドワイド・ホールディングスの筆頭株主になります。

　海南航空などを傘下に持つ海航集団は24日、ヒルトン・ワールドワイド・ホールディングスの株式約25％を投資会社のブラックストーンから約6760億円で取得すると発表しました。海航集団はヒルトンの筆頭株主になり、ブラックストーンの保有比率は21％ほどに下がります。ヒルトンのナセッタCEO（最高経営責任者）は「我々のブランドと世界中の顧客にとって、新たなチャンスを切り開くことになると信じている」というコメントを出しました。ロイター通信によりますと、中国企業による今年の海外企業の買収額はすでに1810億ドル、日本円で19兆円近くに上り、過去最高となっています。