「228事件」日本人遺族 被害の認定と賠償求め…[2016/11/03 07:07]

 台湾の「228事件」に家族が巻き込まれて亡くなったとして、日本人の遺族が台湾で被害の認定と賠償を求める手続きを行いました。

 228事件の被害認定を実施する「二二八事件記念基金会」で手続きを行ったのは、事件に巻き込まれて亡くなったとされる日本人2人の遺族です。1947年に起きた228事件は中国大陸から台湾に来た国民党政権が多くの住民を殺害したもので、約2万人が犠牲になったとされています。今回、被害認定の申請があった2人の日本人は当時、仕事で台湾を訪問して事件に巻き込まれたということです。台湾では228事件を巡り、今年2月、別の日本人遺族に約2000万円の賠償を命じる初めての判決が確定しています。

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