アメリカの3月の対日貿易赤字は8000億円を超え、1カ月の赤字としては約9年ぶりに大きな水準となりました。
アメリカ商務省が4日に発表した貿易統計によりますと、日本とのモノの取引に伴う赤字は前の月より55%増え、約8100億円となりました。約9年ぶりに大きい赤字額で、為替の円安ドル高を背景に、自動車や自動車部品の輸入が増えたことなどが影響しました。アメリカの赤字額を国別に見ると、中国がトップで、日本はメキシコを上回って先月の3位から2位になりました。貿易不均衡の是正を求めるトランプ政権が今後、日本や中国に対し、赤字の縮小を促す圧力を高めてくる可能性があります。
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