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2017年5月6日 11:49

韓国大統領選9日投開票 関心高く、投票率80%超も

2017年5月6日 11:49

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 韓国大統領選挙は、9日の投票を前に最後の週末を迎え、各候補は激戦区で票の掘り起こしに力を入れています。

 優位な戦いを続ける最大野党「共に民主党」の文在寅(ムン・ジェイン)氏(64)は、6日午後に最も有権者の多いソウル中心部などで支持を訴えます。「若者の街」弘大(ホンデ)でも演説する予定で、これまで支持を集めている20代から40代の票をさらに固めたい意向です。
 追い上げを図る第2野党「国民の党」の安哲秀(アン・チョルス)氏(55)は、早朝から南部の光州(カンジュ)にある青果市場を訪れ、「20年間暮らせる未来の経済を作る」などと訴えました。安氏は120時間全国を歩いて演説を続けていて、8日まで続けます。光州は野党支持者が多く、期日前投票の投票率も30%を超えていて、文氏と安氏が激しく票を奪い合うことになりそうです。朴槿恵(パク・クネ)前大統領の罷免(ひめん)に伴う今回の選挙は、韓国国民の関心が非常に高く、80%台の投票率が予想されています。このため、投票先を決めていない有権者をどこまで取り込めるのかが焦点になります。

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