中ロ主導「上海協力機構」にインド、パキスタン加盟

　ロシア、中国、中央アジア4カ国で構成する国家連合「上海協力機構」は、インドとパキスタンの加盟を正式に承認しました。

　ロシア、プーチン大統領：「加盟国拡大は間違いなく上海協力機構を政治、経済、人道分野で、さらに強力で影響力のあるものにする」
　首脳会議では、両国の加盟により、域内の人口が世界の4割に達することを強調しました。また、テロとの闘いで加盟国の連携強化をうたった宣言を採択し、核・ミサイル開発を続ける北朝鮮の問題についても協議していく方針を確認しました。EU（ヨーロッパ連合）などに匹敵する存在を目指す上海協力機構ですが、対米関係などを巡ってロシアと中国の隔たりが大きく、団結して国際社会で影響力を行使できるかは不透明な状況です。