国際

2017年11月29日 05:55

米政府がICBMと分析 北朝鮮のミサイル発射受け

2017年11月29日 05:55

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 29日午前3時18分ごろ、北朝鮮の西岸から弾道ミサイルが発射され、1発が日本のEEZ(排他的経済水域)内に落下したとみられています。アメリカのトランプ政権の反応について、ワシントンから報告です。

 (高羽佑輔記者報告)
 一部のメディアによりますと、トランプ大統領は「これは我々が対処する問題なんだ」と話したということです。また、ホワイトハウスのサンダース報道官は「トランプ大統領は、まだミサイルが飛んでいる最中にこの状況について説明を受けた」と対応をツイッターに投稿しました。国防総省は初期の調査結果として、ミサイルはアメリカ本土を射程に収めるICBM(大陸間弾道ミサイル)だったと発表しました。専門家もミサイルが約50分間飛んだということを重く受け止め、ワシントンにまで届く可能性もあるという分析も出てきています。トランプ政権が先週に北朝鮮をテロ支援国家に再指定してから、アメリカ国内では北朝鮮が何かしらの挑発行動に出るのではないかという見方が強まっていました。トランプ大統領はこれまで、北朝鮮に対してツイッターで対話をほのめかすなどしてきましたが、結果として北朝鮮の核・ミサイル開発を止めるには至っていません。今回の発射で対話の機運がさらに遠のいていて、仮に対話をしたとしても北朝鮮がより強い立場に出てくるという可能性もあります。

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