1回1ドル、LAの電動スクーター　人気ゆえの問題も[2018/08/03 19:15]

　アメリカではある乗り物が急速に普及しています。手軽で便利な反面、様々な問題も起きています。

　交通渋滞が深刻なロサンゼルス。車に代わる移動手段として注目されているのが、電気で動くキック式のスクーターです。使いたい時は、スマートフォンで自分の近くのスクーターを探し、QRコードにスマートフォンをかざしてロックを解除します。18歳以上でアメリカの運転免許があれば誰でも乗ることができます。
　利用者：「楽しいし便利だし速いし、大好きよ」「（Q.世界的にも普及していくと思うか？）絶対にそうなると思う。とても革新的なアイデアよ」
　料金は1回1ドルからで、1分ごとに15セント増えます。最大の特徴は、どこにでも乗り捨てができることです。しかし、それゆえの問題も起きています。
　未利用の女性：「ちょっと数が多すぎると思うわ。運転していて歩道からスクーターが突き出ていたら危険だわ」
　さらに問題なのは、禁止されている歩道への走行が目立つことです。また、着用が義務付けられているヘルメットを利用者の多くが付けていません。
　利用者：「危険だとは思わない。二輪車にヘルメットなしで乗っていても同じだよ」
　公道に増え続けるスクーター。自治体による規制の強化が待ったなしの状況です。