メディア攻撃を続けるアメリカのトランプ大統領を全米の新聞社が社説で一斉に批判しました。このキャンペーンを呼び掛けたボストン・グローブは「報道の自由が深刻な脅威にさらされている」としました。また、ニューヨーク・タイムズは「民主主義への脅威だ」。シカゴ・サンタイムズは「トランプ氏の話はナンセンスだと大半のアメリカ人が知っている」。こうしたトランプ批判は主要紙から地方紙まで全米約350に及びました。
トランプ大統領はメディアに対して「フェイクニュースだ」「国民の敵だ」と批判を続けています。これに対して全米約350の新聞社は足並みをそろえ、トランプ大統領に反論する社説をインターネットや紙面に掲載しました。ボストン・グローブは「『報道の自由が国家の基礎である』という200年にわたるアメリカの原則が深刻な脅威にさらされている」と訴えました。また、ニューヨーク・タイムズは「自分が気に入らない真実を『フェイクニュース』と主張するのは民主主義への脅威だ」と痛烈に批判しました。これに対し、トランプ大統領はツイッターで「フェイクニュース・メディアは野党だ。私たちの偉大な国にとって、とても悪いことだ」と反発しています。
(C) CABLE NEWS NETWORK 2018
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