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2018年9月12日 17:19

著者は「ウォーターゲート」報じた名うての記者

2018年9月12日 17:19

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 トランプ政権の内幕を暴露する新たな本が発売されました。タイトルは「恐怖」です。

 本の著者はボブ・ウッドワード氏(75)、その名前を聞いたことがある人も大勢いるかと思います。ワシントン・ポスト紙の現役の記者で、アメリカを代表するジャーナリストの一人です。「調査報道」というスタイルを確立させ、歴代の大統領に関する多くの著書も発表してきました。1970年代、当時の共和党「ニクソン政権」がライバル関係にある民主党本部に盗聴器を仕掛けて情報を盗もうとした、いわゆる「ウォーターゲート事件」をスクープ。これがニクソン大統領が退陣するきっかけとなったことで、ウッドワード氏の名前が広く知られることになりました。さらに、この記事によってジャーナリズム界で最も権威があるとされる「ピュリツァー賞」を受賞。後に「9.11に関する報道」でも再び、この賞を獲得しています。そのウッドワード氏が書いた最新作がトランプ政権の内幕を暴いた「FEAR(恐怖)」ですが、トランプ大統領は出版に関してツイッターで「ウッドワードの本はジョークだ」「ウッドワードは嘘つきだ」などと痛烈に批判しています。実は、そんなトランプ大統領は5年前にウッドワード氏が当時のオバマ政権を批判するコラムを掲載した際、「皆、読むべきだ」などと持ち上げるコメントを出していました。

(C) CABLE NEWS NETWORK 2018

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