妻への暗号「6446」は 安田さん激白 ノーカット2[2018/10/25 12:10]

 解放された安田純平さんが日本時間の25日未明、取材に応じました。拘束中に感じた恐怖感や韓国人発言の真相など、当時の状況を詳細に語りました。

 安田純平さん:「(Q.安田さんの姿は動画でしか知ることができなかったが、韓国人と言ったのはどういう意味が?)周りに囚人がいるので、日本人であることとか私の実名を言うと、他の囚人が聞いて、もし彼らが解放された後に私の監禁場所を知っているので、例えば日本側に通報するとか、他の組織に通報したら彼らがばれちゃう。だから、実名を言うとか日本人と言うこととかは禁止されていた。あのビデオは『ルールを守って最後まで撮れればきょう、解放するかもよ』みたいなゲームみたいな感じなんです。あそこの施設の中では韓国人と言っていて、その前は中国人と言っていた。あそこでは韓国人と言われたから韓国人と言った。『ウマル』というのは、拘束中に事情があってイスラム教に改宗しないといけない状況があって、そこで自分でウマルと名乗って、彼らが設定したルールに従った。泣いているバーションと泣かないバーションを両方やれと言われて、泣けないから『唐辛子よこせ』と言って、唐辛子を持ってこさせて自分で(唐辛子を)塗って、鼻水をじゅるじゅるにして『助けて下さい』と言えと言われたから言った。後ろでガーガー鳴いているのは、彼らが飼っているアヒルがガーガー鳴いていて。皆で石投げて『わはは』と言って終わったのがあの動画です。自分で見ていないんですけど、何かアヒルが鳴いている声が。アヒルが鳴いていないのも撮ったのにそれをあげているのは、彼らも半分冗談で」「(Q.文言は自分で考えた?)いや、言わされました。いつも日付と名前と国籍。国籍は韓国人。彼らの求めた通り、韓国人と言った。どうでもいいというか、アップすると思っていなかった」「(Q.暴力はあった?)殴る蹴るの暴行を受けることはありました。例えば、日本側が彼らとの接触を絶った後に、彼らが私の家族と連絡を取って私しか答えられない質問がきて、それに答えたりした。その後に家族は返事してこない。家族は金を払えないですから。そうすると、私が何かメッセージを送ったに違いない、みたいな話になって。監禁場所は普通の家だったんですけど、家の中にトイレがないですから。彼らがトイレまで連行するんですけど、行き帰りにボコボコ蹴ってきたりとか。日本が払えそうだったのに『こいつがメッセージ送ったせいで日本が連絡を絶った』みたいな言い掛かりを付けて、ボコボコやってきたんです。やつらには分からないようにメッセージ入れていたんですけど。『金払うな』『無事に帰るよ』『放置しろ』っていうのは、日本側に送った回答のなかに入れていた。グーグル変換しても分からないように、ちょっと変な日本語にしている。日本人しか分からないような書き方にしている。『6446』で『無視しろ』とか。実際やったんですけど、彼らはそんなことを知らずに『日本側が連絡を絶ったのはお前のせいだ』とボコボコやられたことがある。あと24時間身動き一つしちゃいけないと水浴びしちゃいけないを8カ月。その間、足を伸ばして寝てはいけない。寝る範囲が1.5メートルだけ。それが24時間。部屋の幅が1メートルしかないのに、両サイドが聞き耳を立てていて、指を曲げた音がちょっとしただけでダメ。見せしめの拷問が部屋の前で始まって、すさまじい拷問を聞かされて。そういう拷問ではないけれど、虐待状態というのはずっと続いて、24時間身動きしないとか無理じゃないですか。寝てる間に動いてもダメなんで寝られない」「(Q.日本に着いて、まず誰に会いたい?)それは家族です。もちろん」

こちらも読まれています