中国を訪れていた安倍総理大臣が27日午前に帰国の途に就きました。今回の訪問で、これまでの日本と中国の関係が大きく変わるのでしょうか。
(前田輔記者報告)
27日の朝刊でも、1面トップで安倍総理と習近平国家主席の会談を伝えています。日中の関係が「正常な軌道に戻った」と印象付けています。さらに、「安定的な協力関係を実現できる時代が来る可能性がある」とも伝えていて、期待感を打ち出しています。中国が推し進める一帯一路について今回、安倍総理から「第三国での市場を共同で開発する」という絶好のお墨付きをもらいました。“貿易戦争”の真っただ中にあるアメリカのトランプ政権に対して「日本を味方に付けたことを見せ付ける」という中国側の狙いは成功したといえます。しかし、尖閣問題など課題は残されたまま。一部の市民のなかでは反日感情がくすぶったままです。中国政府がどうやってコントロールするかも今後のさらなる関係発展の鍵になります。
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