国際

2019年2月5日 10:32

“独裁政権”への批判が…ベネズエラ巡り緊急会合

2019年2月5日 10:32

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 政治的な混乱が続く南米ベネズエラを巡り、中南米や欧米の国々が緊急会合を開きました。独裁を続けるマドゥロ政権への批判が相次ぐなど、国際社会の包囲網は徐々に狭まっています。

 カナダの首都オタワで4日、ベネズエラ情勢について話し合う緊急会合が開かれ、中南米14カ国のほか、アメリカやフランスなどが参加しました。カナダのトルドー首相は「独裁政権によって人道的な危機が起きている」と述べ、暫定大統領就任を宣言したグアイド国会議長への支持を呼び掛けました。会合の後、中南米14カ国のうち11カ国はグアイド氏支持を表明しました。会合が行われる前には、フランスやドイツなどヨーロッパの主要国もグアイド氏を暫定大統領として承認すると発表するなど、アメリカのトランプ政権に同調する国々が徐々に増えています。一方で、ベネズエラのマドゥロ大統領はローマ法王に仲介を求める書簡を送るなど、水面下の動きを活発化させています。

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